大学入試改革のポイント(共通テスト)
2026.01.22
2025年度(令和7年度)から、大学入学共通テストは「新学習指導要領」に基づいた新しいステージへと突入しました。単なる科目の追加にとどまらず、試験時間や出題形式まで踏み込んだこの「大改訂」について、受験生や保護者が知っておくべきポイントをまとめます。
2025年共通テスト変革論:デジタルと論理の交差点
- 「情報Ⅰ」の襲来:デジタルネイティブへの挑戦状
今回の改訂で最も象徴的なのが、新教科「情報Ⅰ」の追加です。国立大学の多くが原則必須化したことで、実質的に「5教科7科目」から「6教科8科目」へと受験負担が増しました。 内容は単なる知識の暗記ではなく、プログラミングの論理的思考やデータの分析、ネットワークの仕組みなど多岐にわたります。「スマホは使えるけれど、仕組みは知らない」という世代に対し、国は「デジタルの作り手・使い手」としての素養を求めています。 - 国語と数学、深まる「読解と処理」の迷宮
主要科目でも大きな地殻変動が起きました。
国語: 大問が1つ増え(4問→5問)、試験時間が90分に延長。新設される大問では「実用的な文章」が扱われ、図表やグラフを含む複数の情報を短時間で整理する力が試されます。
数学: 「数学Ⅱ・B」が「数学Ⅱ・B・C」に再編され、試験時間が70分へ。ベクトルが数学Cに移行し、選択の幅が変わることで、これまで以上に戦略的な学習計画が必要になりました。
- 社会の再編:歴史と地理の「統合」が意味するもの
地歴・公民では、これまでの科目が「歴史総合」「地理総合」「公共」といった「総合・公共」科目を軸に再編されました。 例えば、日本史と世界史をバラバラに学ぶのではなく、近代以降のグローバルな歴史のうねりの中で日本を捉え直す視点が求められます。単なる年号の暗記は過去のものとなり、「なぜそうなったのか」という因果関係を記述・選択させる問題が主軸となります。
受験生へのメッセージ:キーワードは「情報処理能力」
今回の改訂を貫くテーマは、「膨大な情報から必要なものを抽出し、論理的に判断する力」です。
試験時間が延びたことはチャンスではなく、それだけ「読む量・考える量」が増えたことを意味します。対策としては、早期から新傾向の予想問題や試作問題に触れ、自分の「思考のスタミナ」を養うことが不可欠です。
変わることを恐れる必要はありません。この新しい共通テストで求められる力は、大学での学び、そしてその先の社会で生き抜くための「武器」そのものだからです。
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